「活力朝礼」を行う倫理法人会の「目的」、そして「純粋倫理」とは?
ネットで話題になっていた”小学校の朝礼がスゴすぎる”。
「ツイている、ツイている」というくだりは銀座まるかんの創設者である斉藤一人氏の真似事であると思われる。ただ、私の記憶で明確なソースがない。
この朝礼は倫理法人会の行う「活力朝礼」に似ている。
倫理法人会とは一般社団法人倫理研究所の法人会員組織である。
会員は倫理研究所の趣旨に賛同し、倫理運動に参加する意志のある個人と法人によって構成されています。個人会員の組織を「家庭倫理の会」、法人会員の組織を「倫理法人会」と称します。ほかに文化活動を行なう「秋津書道会」「しきなみ短歌会」があります。
NHKクローズアップ現代(あふれる“ポエム”?!~不透明な社会を覆うやさしいコトバ~)で名の知れた居酒屋甲子園のものは、「活力朝礼」にいろんな自己啓発をミックスして加えた応用版だろう。
「活力朝礼」にはいろんな種類、系統があり、ごく一般的なのは「職場の教養」の輪読と「ハイ!」の掛け声の連呼である。朝礼ではないが、早朝の経営者モーニングセミナーは倫理法人会員の特徴。
倫理法人会の目的が分からなければ意味がないので、私の住んでいる青森のなかでいちばんわかりやすそうな所から拾って来た。
倫理法人会の目的
倫理法人会は、実行によって直ちに正しさが証明できる純粋倫理を基底に、経営者の自己革新をはかり、心の経営をめざす人々のネットワークを拡げ、共尊共生の精神に則った健全な繁栄を実現し、地域社会の発展と美しい世界づくりに貢献することを目的とした団体です。
http://www.hirajimu.jp/rinrigoshogawara/rinrihoujinkaitoha.html
純粋倫理というのがさっぱりわからないので同倫理法人会より。
純粋倫理とは
純粋倫理とは、大自然の法則を基盤とした絶対の倫理で、時代や国が変わっても変化を受けない生活法則をいいます。純粋倫理は、まさしく広義の自然科学であります。
それは、大自然のリズムに合わせた人間の生きる道で、何時、どこで、誰が実践しても、地上に生存するすべての人類が同時にこれを実践しても、常に、本人が幸福になり、相手も同時に幸福になり、すべての人が幸福になる絶対善のことです。
純粋倫理の特色は、実践の大切さと心のあり方を重視した点にあります。
何時も、頭で覚えるだけでは役に立ちません。
この点をまずしっかりと自覚して、純粋倫理の理論的な背景を学び、それを実践に移して、生きた勉強をしていただきたいと願っています。
また、会員は純粋倫理の勉強を通して、家庭生活や企業活動の場で生起するさまざまな苦難の原因(その人の不自然な心使い)を解明し、人間関係、経済や健康問題などを本質的に解決して明るく楽しい人生を歩めるよう活動を進めています。
果たしてこの「純粋倫理」というもので、経営者のネットワークはともかく革新をはかったりする云々、個人的な考えではかなり疑問だ。
活力朝礼。活力朝礼と思われるものは青森の一部の私立高等学校の部活で取り入れられている。
その高校の野球部監督は倫理法人会の会員でもある。
原田監督自身も弘前市倫理法人会に入会して熱心に学び、また経営者の皆さんとネットワーク
を積極的に作る意欲あふれる監督さんです。
朝礼については青森の各メディアに取り上げられたのは記憶に新しい。
だが、こういった儀式的な朝礼は私に合わない。